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2007年06月24日

アレクサンドル・ソクーロフ監督『太陽』

B000MM0EES前々から観たかったけどなかなか観られなかった作品。
やっと念願かなってYCAMでの上映(YCAM特別上映・イッセー尾形主演作品「太陽」)に行ってきました。

ざっくりとした印象は日本人では描けない昭和天皇の姿を観たなあって感じ。
例えば御前会議のシーンは短めにバッサリ簡略化されているように思うし、玉音放送のシーンはまったく描かれず映画のスタッフロールでうっすらと流されるに留まり、また「人間宣言」そのものはさらりと流す程度だったり、「雑草という植物はない」発言のような昭和天皇の人間性を表す時に用いられるエピソードはほぼ使われていなかったりと、日本人が描くならもっと細やかに描写するであろう部分を切り捨てていたり軽く触れる程度で済ませていたり。
では何をソクーロフ監督は描いていたかというと、天皇の日常風景や細やかな感情の移ろい、あるいはマッカーサーとの会談で覗かせる少しばかりの昭和天皇の本音のようなもの、そして皇后とふたりだけでいるときの落ち着き子どもを思いやる姿であったりする。
そしてこの試みを昭和天皇を演じるイッセー尾形が忠実に、シリアスに、ときにコミカルに演じきっている。

この映画は「ソクーロフ監督の」というよりも「イッセー尾形の」という所有格の元に語られるべきなんじゃないかと思ってしまうくらいにイッセー尾形の演技が際だっているように思う。
ただし、僕にはちょっとだけその演技が過剰に思えたかな。
いやこれはこれで良かったと思うんだけどね。

そうそう、所有格という言葉で思い出したけど、劇中昭和天皇とマッカーサーとの会談のシーンで昭和天皇は英語を用いて直接言葉を交わすんだけど、そこで常に「Emperor」という三人称を用いて話しているのがすごく印象に残った。
とにかく最後まで「I」って一人称で語らないんだよね。
それが史実に即したものかはわかんないけど、でもこの映画で描かれている昭和天皇の姿を鮮やかにする手段としてはすごく良いのではないかと思ったなあ。
それとアメリカ兵たちをちょっとだけバカっぽく描いていたのは監督の意地悪な目線が現れていたのかなあと思ったり。

あ、もちろんイッセー尾形以外の役者さんたちも良い演技をしてたし、映像も音楽も綺麗だった。

日本の1945年8月を淡々と美しく昭和天皇中心に描いた良い映画だと思います。
おすすめ。
posted by talc at 22:48 | Comment(2) | TrackBack(1) | 映画

2007年01月19日

黒澤明監督『影武者』

どうしても観たくなって古いビデオを引っ張り出してきて観ました。

影武者
黒澤明 井手雅人 仲代達矢
B00007FOVL


武田信玄の影武者に仕立て上げられた男を軸に据え、武田家の没落を描く大作。

ものがたりはもの悲しさと不安に支配された緊張感が全編を通じて漂うので、こういうの受け入れられないという人もいるだろうなあなんて思うけど、僕は大好きな映画です。
年に何度かは観てる気がする。

この映画の魅力はまず映像の美しさ。
黒澤映画特有の前後の位置関係を生かした構図がとにかく格好良く、色彩の際だたせ方も巧く、どのシーンを観ても一枚の画として綺麗。
またその画を構成する人や馬がこれまた格好良い。
確か伊丹十三だったと思うけど「黒澤さんの映画って上に旗がバタバタはためいて、足元はぐちゃぐちゃってしてるよね」なんてことを仰ってて、この映画もまさにその通りのシーンがあちこちに。
それがすごく良いのです。
武者の旗指物や幔幕が風にあおられてはためく様がホントに美しい。
それと黒澤さんが撮る馬の格好いいこと。
馬といういきものをホントに巧く描くなあと思うなあ。

もちろん歴史を描いたドラマとしても良くできてる。
中心にある武田家のリアリティとか、その他の戦国武将とかの生き生きとした様とか良くできてると思います。
僕としてはこの映画に出てくる織田信長がどの映画やドラマよりも一番信長らしいなあと思う。
それらの登場人物がクライマックスの「長篠の戦い」に向かって歴史の渦に巻き込まれていく様子を観るのも楽しい。

ちなみに僕が一番好きなシーンは高天神城攻めの後詰めとして戦場に現れる武田家の本陣が作られていくところ。
最初に物見とおぼしき騎馬武者が現れ、次に歩兵が戦場の死体を片付け、それから次々と武者が到着し、旗を立て、孫子の旗(あの風林火山)を立て、そして信玄ら重鎮の着陣を描く部分。
このシーンは戦国武者のリアリティもあり画も音楽も美しく、初めて観たときになんだかわかんないけど涙が出そうになりました。

ところでこの『影武者』って黒澤明監督70歳の時の作品なんですよね。
一時期は絶望し自殺未遂までした人がそれを乗り越え老境に至って描いた風景がこれなのかと思うと非常に感慨深いものがあります。
世間的にはカラーになってからの黒澤映画の評価は低いんですけど、僕はこの作品をはじめとする「カラーの黒澤」も大好きです。
その中でもこの『影武者』はかなり好きな作品。

悲劇が嫌いじゃなければ、観てくださいな。
posted by talc at 18:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年11月14日

「ブラック・レイン」デジタルリマスター版

松田優作が最後に出演した映画「ブラック・レイン」のデジタルリマスター版が発売されるんですね。
この映画、大好きです。
本邦初公開の日本独自オリジナル映像特典ディスク付き、初回限定スペシャル価格!マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作ほか日米豪華スターが競演するハードボイルドアクション。ニューヨークで起きた惨殺事件の犯人・佐藤を逮捕したNY市警のニックとチャーリー。彼らは日本へ護送する途中で佐藤に逃げられてしまう。大阪府警の協力を得て捜査のため足を踏み入れた大阪で、彼らは暗黒街に蠢くヤクザの標的になってしまう…。

特に出演者全員の飲み込んでしまう松田優作の狂気じみた演技は何度でも繰り返して観たくなる素晴らしさがあります。
かつて観た人も、まだ観てない人も、松田優作を観るためだけに買いましょう。
是非。

つかマジで欲しい。

ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション (初回出荷限定価格)
リドリー・スコット マイケル・ダグラス アンディ・ガルシア
B000HKDF0A


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2006年11月10日

LUPIN THE BOX -TV&the Movie-

なんかすごいモノが発売されます!
2006年にアニメ化35周年、2007年には原作40周年を迎える「ルパン三世」シリーズ。
このメモリアルイヤーにあわせ、1st, 2nd, 3rd のTVシリーズと初期の劇場3作品をまとめてDVDボックス化!

発売日は2007年3月14日。
価格は税込みでなんと100,000円!
(Amazon.co.jpでは25%オフの75,000円)
テレビシリーズ全部ってのがスゴいし、カリオストロの城とかも入ってるのが嬉しいな。
プレミアついちゃうんだろうなあ。

LUPIN THE BOX -TV&the Movie-
ルパン三世
B000J4S522


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2006年11月09日

実写版エヴァンゲリオンの予告編!

実写版エヴァンゲリオンの予告編だそうですよ。
雰囲気が変にシリアスだなあ、シンジのイメージと違うなあ、なんていろいろ思ってみたり。



追記:
これってフェイクらしいですね。。。
posted by talc at 19:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年10月22日

踊るヨーダ

たまたまみつけた映像。
ヨーダが踊ります。

thatvideosite.com :: Revenge of the Sith Easter Egg: Yoda dancing

あはは。


ウクレレ・フォース〜スター・ウォーズ ベスト・カバーズ〜
オムニバス ウクレレ・カフェ・カルテット 宮川彬良
B0009I8WN0


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2006年09月30日

「東京ローズ」が映画化

asahi.comの記事より。
先日亡くなられた「東京ローズ」ことアイヴァ・郁子・戸栗・ダキノさんの人生が映画化されるのだそうです。

「東京ローズ」米で映画化へ 来年にも製作開始
米シカゴで26日死去した「東京ローズ」ことアイバ・戸栗・ダキノさんの太平洋を挟んだ波乱の人生が映画化される。「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」で知られるフランク・ダラボン監督がメガホンを執り、近く脚本が完成。来年製作を開始する見込み。

 日系二世のアイバさんは第二次大戦中に対米宣伝放送に従事。米国へ戻った後、国家反逆罪で6年以上服役し、30年近く市民権を剥奪(はくだつ)されたままだった。戦争中も日本政府の帰化要請を拒否して米国への忠誠心を示し続けたにもかかわらず、帰米後は「反逆者」の烙印(らくいん)を押された。知人の紹介でアイバさんに会ったダラボン監督は、激しい逆風の中でも信念を守り続けた精神力に深い感銘を受けた。(時事)

もしかしてアメリカの映画関係者はアイヴァ・郁子・戸栗・ダキノさんが亡くなられるのを待っていたのでしょうか?
あまりにもなタイミングなのでそう勘ぐってしまいます。

しかし映画化されて彼女の人生が多くの人に伝えられることは良いことだと思います。

ただどうしてこういう題材を日本で映画に出来ないのかな、と思うんですよね。
「東京ローズ」問題はアメリカも日本も当事者なのに、アメリカからしかこの事件を見つめないというのはなんだかおかしいような気がするんですけど。
どうか日本の映画関係者のみなさんも頑張ってこういうナーバスな問題をきちんと映画化してもらいたいと心から思います。


■関連記事
東京ローズの死

posted by talc at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年07月29日

J.J.エイブラムス監督『M:i:III』

これまでの2作を観てるから、という理由だけで観に行った『ミッション・インポッシブル』シリーズ最新作『M:i:III』。

例のテーマ音楽から始まるストーリーは「困ったことが起こって、主人公が頑張って解決する」といういつものパターン、決して期待を裏切りません。
そして八面六臂の大活躍をするイーサン・ハントことトム・クルーズとその愉快な仲間たち。黒人、白人、アジア人と人種のバランスもナイスなチョイス。でも主役はあくまでトム。どこまで行ってもトムのサポート役に徹する彼らスパイの活躍がお見事。チームワークの尊さを教えてくれます。

トムのための映画感をより強めた『M:i:III』。
良くも悪くもね。
ってバカにしているわけじゃないですよ。

何も考えずに思いっきり楽しみたい人には超おすすめです。
スパイ映画を楽しみたい方は1作目の『ミッション:インポッシブル』を観るべし。


ミッション:インポッシブル
ダニー・エルフマン ブライアン・デ・パルマ トム・クルーズ
B000EPFQ5U


M:I-2(ミッション:インポッシブル2)
ブルース・ゲラー ジョン・ウー トム・クルーズ
B000EPFQ64


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2006年07月18日

「Mr.インクレディブル」の秘密だってさ!

CNET Japanの記事より。
7月6日、東京都内にあるApple Store, Ginzaで行われたPixar Animation Studiosのポール・トポロス氏による講演についての記事が掲載されていました。

DVDでも触れていない「Mr.インクレディブル」の秘密

これ読んでびっくりしたのがCG映画でもマットペイントが使われているってこと。
スター・ウォーズ」なんかのSF映画で使われているのはよく知ってるし、何年か前に「THE ART OF STAR WARS」展で実際に撮影で使われた精密なマットペイントのホンモノを見たんですけど、ああいうものと「Mr.インクレディブル」みたいなCG映画とが結びつかなかったんですよね。

だけどよくよく考えてみたら、立体的に動く必要のない背景とか窓の外に写っている景色なんかはわざわざ3DCGでモデリングしてレンダリングする手間をかけなくていいですもんね。
そりゃそうか。

なるほどと思うこと満載の記事でした。


■関連記事
ブラッド・バード監督「Mr.インクレディブル」


Mr.インクレディブル (ピクサーころころアート・ボックス 付き)
4903326942


posted by talc at 16:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年07月18日

ブラッド・バード監督「Mr.インクレディブル」

DVDで観直したので感想を。

Mr.インクレディブル (ピクサーころころアート・ボックス 付き)
4903326942



制作はCGアニメ映画というジャンルを確立してしまったPIXAR、監督は「アイアン・ジャイアント」のブラッド・バード。
面白くないわけないじゃんってな組み合わせですな。

この映画は過去のヒーロー映画全盛期から衰退期、そして現在へといたる映画史を踏まえつつ、引退せざるをえなくなったヒーローと家族を中心にしたストーリー。

まずはキャラクターの作り込みがスゴい。
動作、表情、個性の出し方などなどしっかりと作り込まれている。
それに各キャラクターがちゃんと演技をしている。
だから観客は自然に各キャラクターに対して自然に感情移入出来ている。
これはスゴいことだと思いますよ。

んで映像表現のスゴさ。
特にスピード感が観ていてすごく気持ちいい。
このスピード感を体験するためだけにお金を払ってもいいくらい。
ホント映像が気持ちいい。
それとストーリーの展開に寄り添うように色彩を計算している。
序盤はカラフルに、中盤の引退したヒーローの生活はモノトーンに近く、クライマックスにかけての活躍シーンはまたカラフルになるって感じ。
ホントよく考えてありますな。

ストーリーもよく練られている。
んで笑わせるところはきっちり笑わせる。
テンポのとり方、登場人物のセリフ、成長の仕方、どれもバッチリ。
ホントにお客さんを楽しませようと工夫しているのがよくわかる。
それに過去のヒーローものの映画に対して、この映画のスタッフたちの愛情や尊敬を感じます。
インディ・ジョーンズ』、『スター・ウォーズ』、『スーパーマン』、『スパイダーマン』エトセトラエトセトラ、これらの映画でテンションが上がった経験のある人は必ずニヤニヤしながら、あははと笑いながら観ることが出来ると思います。

あ、あとね、この作品でちょっと驚いたことが一つ。
こういうアニメものの映画では珍しく登場人物が死にます。
もちろん主人公は死なないんだけどね、でも死ぬんですよ。
残酷な見せ方はせず、あっさりとした表現だけど「ああ、死ぬんだあ」って思いました。
そのあっさり感に少し違和感を持ったかな。
でもまあその辺りのバランスって難しいと思うのでまあこれはこれで良いんじゃないかな。

兎にも角にもオススメの映画です。
まだ観てない人は早く観るべし。

Amazonで「Mr.インクレディブル」をチェック

posted by talc at 10:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年05月29日

市川準監督「トニー滝谷」

ずいぶん前に観たのだけど忙しくて何も書いてなかった映画。

トニー滝谷 プレミアム・エディション
イッセー尾形 村上春樹 市川準
B0009Y2910

 →tony takitani official web site

幼い頃から独りでいることが当たり前だと思っていたひとりの男、トニー滝谷が年下の美しい女性、小沼英子に恋をし、結婚する。そして、トニーの人生の孤独な時期は終了し、やがて新たな生活と共に、幸せの中に浸れるようになった。しかし一つだけ、トニーには気になることがあった。それは妻が、あまりにも多くの服を買いすぎることだった…。

トニー滝谷が感じる孤独、喪失感に深く共感した映画。
自分の孤独に気がつかない時って寂しくなくって何だか自分が浮遊しているような、目の前をいろんなモノや人が流れているような感覚なんだよな、と僕自身の子どもの頃を思い出しながら観てしまいました。
そして何かを手放すときに湧き起こる衝動、恐怖、それにまつわるある種の確信。
自分自身の隙間から一瞬狂気が見えてしまうような感覚。
何だかね、そういうことをずっと考えながら観てしまいました。

「トニー滝谷の本当の名前は、本当にトニー滝谷だった。」と印象的なナレーションによって導かれるストーリー、淡い色彩のゆっくりと流れる映像、叙情的な坂本龍一のピアノ、孤独な男を演じるイッセー尾形、美しい妻を演じる宮沢りえ、全てが収まるべき所に収まった美しい映画だなと感じました。
かなり好きです、この作品。

あ、ただちょっと大学生を演じるイッセー尾形には物理的な無理さを感じましたね(苦笑)。

ちなみに原作は村上春樹の小説「レキシントンの幽霊」に収録。
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2006年05月23日

豊田利晃監督『空中庭園』

角田光代の原作を映画化した『空中庭園』観ました。

空中庭園 通常版
小泉今日子 角田光代 豊田利晃
B000ENUYRC


幸せそうな家庭の風景から街の風景へ、ゆっくりゆらーっと振り子のように揺れ不安定な気持ちにさせる映像、そして『空中庭園』のタイトルへと流れる序盤、綺麗でいながらザラッとした引っかかりを覚える感触があってすごく良かった。

出演は小泉今日子、鈴木杏、板尾創路 、広田雅裕 、國村隼、瑛太、今宿麻美 、勝地涼 、ソニン、永作博美、大楠道代ほか。

『何事もつつみ隠さず、タブーをつくらず、できるだけすべてのことを分かち合う』ことを大事にしていた家庭の日常が、ちょっとしたことをきっかけにめくれあがり裏側に隠していたものが見えてくるという、よくあるっちゃよくある話なんだけど、見せ方が上手く、また役者さんたちの演技でしっかり見せていて良かった。
特に小泉今日子、板尾創路、ソニン、永作博美、大楠道代はすごく良い演技していたと思うけど、鈴木杏はなんだかイマイチな印象。
ちょっと残念。

なんだかね、こういう映画観るといろいろ考えさせられます。
自分自身のある部分にざっくり来る感じ。
子どもの頃のこととか、いまの自分とかいろいろ頭に浮かんでしまった。

観ている僕の内面に淀む「なにものか」にひっかかる作品でした。
posted by talc at 09:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年05月16日

ピクサー最新作『カーズ』の試写会ご招待だってさ!

Amazon.co.jpにて、ピクサー最新作『カーズ』の特別試写会への応募を受け付けていますね。

ディズニー / ピクサー最新作『カーズ』 特別試写会に抽選で50組100名様をご招待

応募方法はAmazon.co.jpが用意した応募用メールアドレスに必要事項を書いて送るだけなので簡単。
詳しくはキャンペーンページを参照してください。
posted by talc at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年03月14日

観たいDVD

ITmedia +D LifeStyleの記事より。
テリー・ギリアム監督「ブラザーズ・グリム」のレビューが掲載されていました。

鬼才テリー・ギリアムが誘うグリム童話の世界――「ブラザーズ・グリム」

これって公開の時に見逃していたんですよ。
だけどテリー・ギリアム監督好きな僕としては観ないわけにはいかず、DVDが発売されるのをずっと待ってました。

もうね、正直テリー・ギリアム監督なら面白いはずだと信じきってます。
ああ、欲しい。

ついでに「未来世紀ブラジル」と「12 モンキーズ」のDVD持ってないから欲しい。

とにかく物欲。


ブラザーズ・グリム DTS スタンダード・エディション
マット・デイモン テリー・ギリアム ヒース・レジャー
B000CRRBEE


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2006年03月10日

イーストウッド監督の映画に渡辺謙が主演だってさ!!!

asahi.comの記事より。
クリント・イーストウッドが監督する、第2次世界大戦中の激戦地・硫黄島の物語を描く映画で渡辺謙が主役を演じることが発表されたそうです。

イーストウッド監督が硫黄島戦映画化 渡辺謙さんが主役

おー、やりましたねぇ。
映画は2部作で、日米それぞれの視点で1本ずつ製作。日本側の物語「硫黄島からの手紙」で渡辺さんは、日本軍の指揮官・栗林忠道中将を演じる。中心的な役柄の兵士には中村獅童さん、二宮和也さん。

日米それぞれの視点というのをちゃんとやって欲しいですね。
中途半端ではなく、しっかりと日本を描いて欲しいと思います。
日本人が見てもまったく違和感のない映画を作って欲しいなあ。

これまでのハリウッド映画にはない作品を期待。

でもこういう映画って日本映画界では撮れないんでしょうか。
やっぱいろんな団体とかうるさいんでしょうかね。

posted by talc at 05:04 | Comment(0) | TrackBack(3) | 映画

2006年03月09日

ペニー・マーシャル監督『レナードの朝』

大好きな映画。
今まで何度観たかわからないほど観て、んで今日も眠れず考え事しながら観ました。

1920年代に流行した嗜眠性脳炎によって30年間半昏睡状態のレナード、彼に強い関心を抱いた新任の医師セイヤーはレナードに試験的な新薬を投与し奇跡がおきる。

レナードの朝
ロバート・デ・ニーロ ペニー・マーシャル ロビン・ウィリアムス
B0009J8E8W


この映画は全部良い。
軽さと深刻さを淡々とリアルに描く脚本、役者に寄り添うカメラワーク、静かで美しい音楽、深みのあるロビン・ウィリアムスの演技、凄まじいロバート・デ・ニーロの演技、その他の役者たちの素晴らしい演技、それらを包み込む優しいまなざしの監督。

特にデ・ニーロ。
看護婦をしているところの僕の母親はこの映画のデ・ニーロを見て「本物の病人にしかみえない」と言っていました。
それほどの鬼気迫る演技を見せています。

ついでに、この映画の原題は『Awakenings』。
つまり複数形の「目覚め」。いろんな意味に受け取れてすごく好きなタイトルです。
『レナードの朝』でも、まあ良いんですけどねぇ。

以下はちょっとだけネタバレ。

昔読んだインタビューによれば、デ・ニーロは「目覚め」のシーンを撮影するまでは、撮影の休憩時間に一言も口を開かず、じっと下を向いて表情も変えず黙っていたのだとか。
んでいざそのシーンの撮影になったら急に表情は変わるし喋り始めるしで、相手役のロビン・ウィリアムスは素でビックリしてしまったらしい。
なんつーか、役者魂ですな。
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2006年03月07日

アカデミー賞発表!

今年のアカデミー賞が発表されましたね。

Yahoo!ムービー - 第78回アカデミー賞特集

主な受賞作は以下の通り。


ああ、なるほどって感じですかねぇ。
僕はこの中では『カポーティ』を観たいです。

あー、あと長編アニメ賞で『ハウルの動く城』が受賞を逃したのは残念ですね。
と言いつつも本音では『ティム・バートンのコープスブライド』がイチオシだったんですけどねぇ。
posted by talc at 03:08 | Comment(0) | TrackBack(3) | 映画

2006年03月06日

ゴールデン・ラズベリー賞発表だってさ!!!

ついつい毎年チェックしてしまうところの、「最低な映画・俳優に贈られる」ゴールデン・ラズベリー賞発表されてますね。


ふむふむ、最低助演男優賞が『スター・ウォーズ エピソードIII:シスの復讐』のヘイデン・クリステンセンというのが気になりますね。
彼は主役じゃなかったのか・・・。

あ。それと『最もうんざりするタブロイドの標的賞』には「エッフェル塔の前で恋人のケイティ・ホームズにプロポーズし,猿の様にはしゃぎまくったトム・クルーズ」が選出されたのだそうです。
posted by talc at 15:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年02月23日

三谷幸喜監督「THE 有頂天ホテル」

4
三谷幸喜が満を持して取り組む第3作。
舞台は、「ホテル」。
時は、大晦日の夜10時過ぎから年越しまで。
2時間のリアルタイムストーリー。
主な登場人物だけでも23人。

この話題に関するクチコミ(2407件)を見る

話題の.jp

観てから10日くらい経ってしまったけど、一応書いときます。

トータルの雰囲気は三谷幸喜作の舞台を観ている感じです。
たぶんこれまで公開された三谷映画の中で一番舞台っぽいと思うなあ。

特に1994年に上演された東京サンシャインボーイズ時代の名作舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』にスゴく近い雰囲気がしました。
まあ裏方さんたちが主役ってところもあるし、主役の名前が「シンドウ」ってところもあるし、そういやこの『THE 有頂天ホテル』に登場する役所広司演ずるところの「シンドウ」はホテルマンになる以前は舞台関係の仕事をしていたって話がでてくるので、余計に結びつけて考えてしまったりして。

たくさんの登場人物の細かいエピソードが緻密に組み合わされ、張り巡らされた伏線が意外な方向へと繋がっていき、場面ごとに細かく笑え、それらがテンポ良く繰り広げられる面白さ。
三谷幸喜ならではの快感を得ることができて満足です。
メインキャストの演技の質の高さはもちろん、ワンシーンだけ登場の役者さんたちもよく見れば舞台やドラマの三谷作品で見かける人たちばかりだし、良い演技をしていたりするので見逃せないシーンばかり。

気軽に気楽に楽しめる質の高いエンターテイメント作品だと思います。

ただし、三谷幸喜作・演出の舞台を見慣れている人にはちょっと物足りないかも。
まああくまで僕の場合ですけど、舞台ならもっと高揚感があって大笑いできるのに映画だからどうしてもクールにならざるを得ないのですごく勿体ないと感じました。

もうちょっと登場人物とエピソードを絞って舞台化してみたら面白いかもなあ。
posted by talc at 16:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2006年02月03日

「goo映画」がユーザーによる映画レビューが可能になったんだってさ!

CNET Japanの記事より。
映画情報サイトの「goo映画」でユーザーによる映画レビューが可能になったのだそうです。

映画データベース「goo映画」、ユーザーによる映画レビューが可能に

ここのブログじゃあんまり書いてないんですけど、僕が別にやってるブログではちょこちょこ映画のレビューを書いてるんです。
その時に監督や出演者のデータを確認するために「goo映画」をよく利用しています。
んでついでに他の人がどんなこと書いているのか気になって、Google開いて検索することってたまにあるんですよね。
そういうときとか便利だなあと、まああくまで自分のシチュエーションだけでしょうけど、思ってしまいました。

それ以外にも映画観るときとか、レンタルで何か借りようかというときに便利そうですよね。

ついでに映画のロゴとかポスターなんかの画像をトラックバックすれば自由に使って良いというようなサービスをしてくれないかなあ。
その辺りの著作権とかってどうなっているのかよく判らないんですけどね、でもそういうサービスってアリだと思いますよ。

まあDVDになっていればAmazon アソシエイト・プログラムを利用してパッケージ写真を使えるんですけどね。
でも公開中の映画やDVDになってないような古かったりマイナーだったりする映画の時に役立つと思うんですよ。

どうですかねぇ?

posted by talc at 15:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画


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