

個人的にはこれまでの大会に比べて盛り上がりきってないんだけど、それでも試合が始まればチェックするしいろいろ思うところはあるし。
んで、開幕試合。
南アフリカの4-4-2に対してメキシコの4-3-3の様な3-4-3の様な柔軟な、というか柔軟すぎてとらえどころのないシステムのぶつかり合い。
序盤はメキシコをとらえきれない南アフリカが一方的に押し込まれる展開。
長短のパスワークとポジションの良さでポゼッションを高めて攻めるメキシコ。
でも「ここぞ」ってところのロングパスとかシュートがキッチリ合わない。
やっぱ標高が高いってところが影響してるのかな、と。
で、大事なところでミスを連発するメキシコの調子が上がらないうちに、序盤から動きの固かった南アフリカが大舞台に慣れてきたのか徐々に持ち味を発揮するようになる。
とはいえ全体的にはメキシコのペースって感じで前半終了。
後半からは南アフリカがディフェンスを修正してきた感じ。
プレスのタイミングと人数のかけ方が整理されて良い場所でボールを奪えるようになる。
んでボールを奪えばみんなで攻撃、結構な迫力。
その辺りはパレイラ監督の手腕なんだろうね、さすが。
その結果、後半10分に南アフリカのチャバララが今大会初ゴール。
力のこもった良いシュートでした。
さてどうするメキシコと思っていたらここでブランコ登場。
ベラがあんまり機能してなかったからだろうね。
そのブランコ、良い場所に必ず存在、ポジションの取り方とマークの外し方が上手い。
再び押し込み始めるメキシコ、後半34分にセットプレーからマルケスが押し込んで同点。
これまた落ち着いた良いシュートでした。
その後は両チームとも疲れているからか間延びしたフォーメーションの間をボールが行ったり来たりの攻め合いの展開。
ビッグチャンスもありつつ、闘争心も見せつけられつつ、しかしそのままタイムアップ。
1-1で試合終了。
終わってみればベテラン選手や監督の老獪さがポイントだったかな。
あとは高地対策の重要性も感じるゲームだったと思う。
あ、でももしかしたらロングボールのミス多発はボールのせいなのかな。
その辺どうなんだろ。
それと、変な感想だけど、南アフリカが予想よりもずいぶん良いチームで安心しました(笑)。