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2010年06月17日

サッカーW杯 スペイン代表 vs スイス代表

確かこれまでのワールドカップでグループHからの優勝はなかったわけで、EURO2008でベスト8の呪縛を振り切ったスペインにはその勢いで(2年も勢いが持続するかは知らんが)ジンクスを振り切って優勝して欲しいなと思いつつ観た試合。

序盤から圧倒的なパスワークでゲームを支配するスペイン、対してクロスボールは入れられても真ん中を固めておけば大丈夫さってな具合にゴール前にガッチリと守備ブロックを作って待ち構えるスイス。

さて、見せてもらおうか世界ランク2位の圧倒的な強さとやらを、と思いきやなかなか決められないスペイン。
シャビとイニエスタは上手いこと機能しているもののダビド・シルバとシャビ・アロンソが流れから消えちゃってる印象。せっかくセルヒオ・ラモスがサイドでボールを持ってもみんな中央で待ち構えるもんだから放り込むか後ろに下げるかしかできない。EURO2008の時ってもっとダビド・シルバがサイドで勝負仕掛けたりしてなかったっけ、んでイニエスタももっと相手の深い位置からクロスを上げてなかったっけ。それじゃスイスの守備の網に引っかかりまくるだけだよ。
ま、それでもスイスに攻め手はないし、圧倒的に押し込んでるからいつか点が取れるんだろうなって感じで前半終了。

後半7分、スイスのキーパーからのボール、前に出てきたプジョルがパス一本で置き去りにされカシージャスが前に出てきてデルディヨクと1対1、カシージャスがボールを弾くも敵味方にボールが当たってゴール前へ、最後はスイスのフェルナンデスが詰めて値千金のゴール。
あれれ。

どうして中盤で競り合ってないのさとかブスケツはなにやってんのさとかいろいろあっけにとられるゴールシーン。

さて、今度こそ見せてもらおうか世界ランク2位の圧倒的な強さとやらを。
デルボスケ監督はブスケツとダビド・シルバに代えてトーレスとナスス・ナバスを投入。
だけど点が入らない。

正直ナスス・ナバスを入れたことは失敗だったんじゃなかろうか。
確かにナスス・ナバスはサイドから何度もクロスボールを上げてたけど精度が低いし、彼が入ったことによってセルヒオ・ラモスが前線に出てくるシーンがなくなってしまった。
たぶん、理想としてはナスス・ナバスがサイドでボールキープ、その外側をセルヒオ・ラモスが駆け上がることによって数的優位と守備ブロックの崩しを行い、出来た隙間にビジャ、トーレス、シャビ、イニエスタが入り込んで崩して得点って感じなんだろうけどさ。
ひたすらサイドから精度の低いクロスを上げ続けることによって、むしろスイスが中央の守備固めをより強固なものにしてしまった印象。
それじゃ逆サイドはっていうとイニエスタも不調、しかも怪我で交代。
代わってペドロが出てきたもののこれまたあんまり機能しない。

何度かスペインに惜しいシーンがあるものの結局得点出来ず。
そして試合終了。
スイスは金星。

なんだろ、スペインはEURO2008の頃よりも試合そのものをコントロール出来てないというか、駆け引きになってないというか、そう言えばスペインって昔からこうだよなって感じ。
ってよく考えれば去年のコンフェデレーションズカップもスペインはこんな感じじゃなかったっけ、違ったっけ、あんまり覚えてないや。

ま、とにかくこの試合の前に見たチリがかなり良かったので今後どうなるのかわかんない。
スイスも良いけどフライとベーラミが怪我してるんだよね。その辺気になるところだし。
ホンジュラスはホンジュラスで悪くないと思うし。
スペインはデルボスケ監督の手腕に期待しようかな。期待できるのかな。
posted by talc at 08:35 | Comment(7) | TrackBack(1) | WorldCup2010

2010年06月17日

サッカーW杯 日本代表 vs カメルーン代表

B003AZYVRAいやはや、勝って良かったというのが正直なところ。
たぶん第三者の目線でこの試合を観ると「つまんねー試合」って思うんだろうけどさ、でもそこはほれ、つまんないサッカーだろうとなんだろうと母国が勝利するというのは嬉しいわけで。

で、どうして勝ったんだろうなって考えると、カメルーンが想像以上にグダグダだったから、というのもあるけどやっぱ岡田監督が現実的に戦術を変更したことが大きいのかなと思う。
それまでのショートパスでポゼッションしながら相手の隙を作って人数かけて攻めるって路線から、引いて守って前線の個人技のある選手を使って速攻って路線になったことで選手の意識もシンプルに統一されたと思うし松井とか阿部の才能も生かせたんだと思うな。

ただ、そういうの早く試しておけよとか、それまで重用していた選手達はなんだったのかとか、結局日本が勝つためにはそこしかないのかよとか、その路線で全部行くなら選手選考が変だろとか、いろいろ思うところがあるけれど、そこはもう「勝負師」岡田監督を信じるしかないよね。

んで次はオランダ戦なわけですが、個人的な希望としては、ここはひとついままでずっとやってきたポゼッションシステムというかなんというか、それでやって欲しいなと思う。
ただし1トップは森本で。
その上で試合中に路線変更を試してみるとかして、デンマーク戦への見通しを立ててもらいたいなあなんて思うんだけど、岡田監督はどうするんだろ、やっぱカメルーン戦のメンバーで行くのかなあ、行きそうだなあ・・・。

ま、なにはともあれ、こうやってグループリーグ最終戦まであれやこれやと気を揉んで楽しめるというのは何事にも変えられない愉しみなわけで、そういうことが出来るというのは幸せなことなのです。
posted by talc at 08:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | WorldCup2010

2010年06月12日

サッカーW杯 南アフリカ代表 vs メキシコ代表

B003ICW9NIB002UZGO30やっと始まりましたね、ワールドカップ。
個人的にはこれまでの大会に比べて盛り上がりきってないんだけど、それでも試合が始まればチェックするしいろいろ思うところはあるし。

んで、開幕試合。

南アフリカの4-4-2に対してメキシコの4-3-3の様な3-4-3の様な柔軟な、というか柔軟すぎてとらえどころのないシステムのぶつかり合い。
序盤はメキシコをとらえきれない南アフリカが一方的に押し込まれる展開。
長短のパスワークとポジションの良さでポゼッションを高めて攻めるメキシコ。
でも「ここぞ」ってところのロングパスとかシュートがキッチリ合わない。
やっぱ標高が高いってところが影響してるのかな、と。

で、大事なところでミスを連発するメキシコの調子が上がらないうちに、序盤から動きの固かった南アフリカが大舞台に慣れてきたのか徐々に持ち味を発揮するようになる。
とはいえ全体的にはメキシコのペースって感じで前半終了。

後半からは南アフリカがディフェンスを修正してきた感じ。
プレスのタイミングと人数のかけ方が整理されて良い場所でボールを奪えるようになる。
んでボールを奪えばみんなで攻撃、結構な迫力。
その辺りはパレイラ監督の手腕なんだろうね、さすが。
その結果、後半10分に南アフリカのチャバララが今大会初ゴール。
力のこもった良いシュートでした。

さてどうするメキシコと思っていたらここでブランコ登場。
ベラがあんまり機能してなかったからだろうね。
そのブランコ、良い場所に必ず存在、ポジションの取り方とマークの外し方が上手い。
再び押し込み始めるメキシコ、後半34分にセットプレーからマルケスが押し込んで同点。
これまた落ち着いた良いシュートでした。

その後は両チームとも疲れているからか間延びしたフォーメーションの間をボールが行ったり来たりの攻め合いの展開。
ビッグチャンスもありつつ、闘争心も見せつけられつつ、しかしそのままタイムアップ。
1-1で試合終了。

終わってみればベテラン選手や監督の老獪さがポイントだったかな。
あとは高地対策の重要性も感じるゲームだったと思う。
あ、でももしかしたらロングボールのミス多発はボールのせいなのかな。
その辺どうなんだろ。

それと、変な感想だけど、南アフリカが予想よりもずいぶん良いチームで安心しました(笑)。
posted by talc at 18:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | WorldCup2010


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